今日も秋晴れが気持ちいい。
火曜と金曜が診察なので、いつも今日が火曜なのか、金曜なのか分からなくなる。
曜日感覚がなくなることは、きっと不幸なことだ。
前回の診察で言われたこと。
「生きるのにやらなくてもいいことをやって、エネルギーが枯渇して死にたくなっている。やらなくてもいいことをやらないように。これはすももさんにとってかなり大変です。だから本気なんですよ。」
本気と言われて、純粋に嬉しかったから、言われた治療を頑張ろうと思った。
「生きるためにやらなくていいこと」は明確で、夫の日本語勉強の手伝いと、私の語学の勉強だった。
そして、夫の勉強の手伝いは、スパッとやめられたが、自分の語学の勉強が、どうしてもやめられなかった。毎朝、ちょっとくらいいいかな?と勉強に手を出し、その後何時間も、のめり込むように勉強していた。やめたくてもやめられなかった。まるでドラッグかなにかじゃないかと思ったが、依存というより、強迫なのだそうだ。
そして、今日の診察で、勉強はやはりやめなければいけないと主治医にはっきりと言われた。
「本来は頑張ってと言ってはいけないけど、これだけは頑張るしかない。一緒に頑張りましょう。」と励まされ、診察室を後にした。
私はフランス語を話したい。単語を覚えたい。フレーズを発音してみたい。文法を知りたい。このような欲求を我慢することは、痒いのにかけない虫刺されのような不快感を私に与え続けた。勉強したい。できない。したい。できない。したい。できない。の繰り返し。
こんなんで本当に良くなるんだろうか?
ちなみに、おそらく、この治療は暴露療法だと思う(主治医に確認はしていないが)
もっと頑張らないといけないという強迫観念(今は、勉強をしないとという強迫観念)
これが、私の治すべき癌だ。
強迫観念を治すには、強迫行動を我慢して、それによる不快な状況に慣れることだが必要だ。これが暴露療法だが、私の場合も同様だと思う。
勉強を制限することでひどい不快感を感じるが、徐々に強迫観念は和らいでいく…のか…?
いつまで勉強できないのか…勉強したいと思っているうちはダメなのか…
この治療は、勉強だけに限らない。仕事、家事において、やりたい、やらなきゃ、を我慢することが本質的な目標だ。今回は勉強だということにすぎない。
私は、変われるのか?
頑張るしかない。